12/23 トルコリラについて
こんにちは。
じまです。
今日はトルコリラの今後の展望について書いていきます。
スワップ狙いで買っている人も多いのでは?
更にはトルコショックで痛手を被った人も。。。
まずは日足チャートを見ていきましょう。
トルコショックといわれる大暴落で一時16円代まで下がったトルコリラですが現在は20.5~21.5円ぐらいの狭いレンジで約2ヶ月程推移しています。
16円から21円まで回復した背景としては原油安による産業の活発化、トルコリラ安による観光客の増加、観光業の業績UPが大きく上げられます。
観光客の増加についてはトルコリラ安で今までの半分程度のお金で観光できるわけですからそりゃ観光客は増えるだろって話。イスタンブールなんかは有名な観光地ですからね。
そして原油安ですが減産合意に至ったものの歯止めはかかっておらずといった状況。
原油生産国ではないトルコにしたら原油を安く輸入できる今は企業の黒字化に成功しているといった状況。しかし原油安が終わったときにまた赤字に戻りかねません。
その原油が上がった場合の経済政策などは未だ手付かずといった感じか。
あとは米国との関係改善などもありますね。ロシアやドイツをはじめとする欧州ともいい関係を築いていると。まぁどの国にとってもトルコは地理的にいい関係を築いておきたいといったところか。
ドイツは特に移民に悩まされているのでトルコに頑張ってもらいたいと思っているでしょう。
ロシアは新たな天然ガスのパイプラインを開通さしたので毎年安定した取引が期待できる。
またシリアの米国軍撤退もトルコにとってはいいニュースになるかもしれません。
世界的にはいいニュースとは言えませんが。
なぜならシリアとトルコ北部にはクルド人という民族がいるのですが欧州の適当な国境の線引きにより同じ民族ですが別々の国に分かれて住む事を強制されてしまいました。
しかし同じ民族ですからクルド人国家を作りたいというのは彼らの言い分。
トルコにいるクルド人がシリアのクルド人と合流してクルド人国家を名乗った場合にもしそれが認められてしまったらトルコの税収は減ってしまいますよね。
しかもシリアにいるクルド人はISとの戦闘に協力する代わりに米国から武器を貰っています。
もし武力衝突となった場合にはバックの米国の影響をトルコは考えなければいけません。
しかしシリアからの完全撤退となればそこの影響は考えなくてもいいのでクルド人合流の流れになったときは思い切った行動に出れるわけです。
しかしこのクルド人問題、原油が値上がりした時の経済政策、取引が多い欧州の経済不安などが不安要素となり22円が重たい状況が続いているという状況です。
しかし3ヶ月連続の経常黒字と今の状況は良いために20円を割るほどの下落もないといった状況。
そこでスワップの話。
いまはGMOクリック証券の場合ですが1万通貨で約100円のスワップ金利が受け取れます。
25倍のレバであれば約8500円で1万通貨のポジションを持てます。
まぁおすすめはしませんが。20円半ばで買って21.3円あたりで利益確定。その間スワップを受け取る。
そんなあくまでオマケ的な考えでしたらかなりお得であると思います。スプレッドが大きいのが痛いですがロット数もある程度仕込めるなら15pips程度の利益でも大きな利益になるでしょう。
勿論リスクはありますが20円が固い現状損切ラインも設定しやすいですのでドル円が不安定になる見込みがある今は試してみる価値があるのではと思っています。
ドル円と同じくらいの証拠金で5ロット仕込めるわけですからね。スワップは500円。
ずっと放置するわけでなく利益がでたら確定。また下がれば買う。なんでも買って放置してれば良いというのは間違い。
リスク、資金管理は徹底しましょう。
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